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マイソールの練習風景 5月2週目

  • 2025年3月18日
  • 読了時間: 4分

更新日:2025年10月2日


アシュタンガヨガでは、「マイソールスタイル」と呼ばれる自主練習のスタイルが主流です。

伝統的には、生徒が少しずつ先生からポーズを教わりながら、

自分のペースで練習を深めていく方法が取られています。


このスタイルは、どの国でも共通しており、グルジやシャラート先生から直接学んだ先生のスタジオであれば、

基本的な教え方に大きな違いはありません。


人によって練習のスタイルやペースはさまざまです。

体が非常に柔らかくても持久力がない人もいれば、柔軟性に課題があっても体力があり、

長時間の練習に耐えられる人もいます。国や人種によって体の特性が違うのも事実ですが、

どれだけ練習するかは結局のところ「その人次第」と言えるでしょう

(もちろん、教える側の指導方針にもよりますが)。


ただし、「本人次第」とはいっても、練習において共通して意識すべきポイントはあります。



練習時に大切なポイント


以下のような点は、練習の中でとても重要です。



  • 呼吸の長さやボリューム

  • カウント通りにポーズをとれているか

  • 力任せになっていないか

  • 苦手なポーズで早くポーズを解いていないか

  • 見た目だけでなく、内側のエネルギーを感じているか



  • 素直に先生のガイドに耳を傾けているか


これらは、私自身が指導する時に見るポイントであり、自分の練習でも常に意識しています。


呼吸とカウントの大切さ


マイソールで練習している人でも、月に一度は「レッドクラス

(先生のカウントに合わせて練習するクラス)に参加することをおすすめしています。


レッドクラスに出ることで、自分の呼吸の長さが適切かどうかがよく分かります。

もし呼吸がしにくいと感じたら、次のような原因が考えられます。


呼吸が苦しい原因


  1. 吸う・吐く量が浅くなっている(呼吸のボリュームが足りない)

  2. 次のポーズを気にしすぎて焦っている

多くの場合、この2つが原因です(もちろん、ポーズ自体の難しさもありますが、ここでは除外します)。


呼吸の量が足りない場合は、初心者のときに学んだ

完全呼吸法(胸式と腹式を組み合わせた呼吸)を思い出して練習するのがおすすめです。

また、「カパーラバーティ」という腹部をしっかり使った呼吸法を、

先生に教わって実践してみるのもよいでしょう。


次のポーズが気になって焦っているなら、

そのポーズだけをマイソールの練習中に最低3回は繰り返して練習してみるのも手です。

練習歴が長い人にとっては、今止まっているポーズ以外を何度もやるのは面倒に感じるかもしれません。

でも、意外とそのポーズの練習が今の壁を超えるヒントになることもあります。


筋肉とポーズの関係


セカンドシリーズの途中までは、筋肉量が多いか少ないかでポーズの可否が決まるわけではないと思っています。

アシュタンガヨガはどちらかというと「パワー系」に分類されるヨガですが、

筋肉質な人だけのためのものではありません。


たしかに、ジャンプスルーやジャンプバックなど、筋力があったほうがやりやすいポーズもあります。

でも、実際には体重移動と骨の使い方を理解すれば、筋肉が少なくてもできるようになります。

シャラート先生はよく、「ヨガはサーカスではない」と話していました。

力や柔軟性だけでとるポーズにはエネルギーの流れが感じられず、見る側もやっている本人も、本来の意識に目を向けていないことが分かります。


素直さと練習の質


初めてシャラート先生の日本ツアーに参加したとき、先輩方のポーズの静けさに驚いたことを覚えています。

自分もそうなりたいと思いながらも、そのときはまだポーズを形でとることばかりに気を取られていて、

自由にポーズを扱える状態には至っていませんでした。


もちろん、先輩方は何年もかけて練習を積み重ねていたことが伝わってきましたが、

共通して感じたのは「素直さ」と「調和する力」でした。人と対立せず、共感し、

話を素直に聞く姿勢があったように思います。


その数年後、私はマイソールに行く機会に恵まれ、

ヨガ雑誌『YOGINI』の特集でサーティファイドの先生方へのインタビュー翻訳を担当しました。

そのとき出会った先生方にも、共通して感じられたのは包容力と素直に受け入れる力でした。


ある程度練習が進むと、無理に抵抗するよりも受け入れるほうが大切だと感じる場面が多くなってくるのは事実です。特にセカンドシリーズでは、何かに抵抗する性質があると後屈系のポーズはきつく感じることが多く、

また、精神的に落ち込んでいるときも崩れやすいと思います。


いきなりすべてを受け入れるのは難しいかもしれませんが、心当たりがあれば、少しずつ見直してみるのもよいかもしれませんね。

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木製の桟橋でのヨガ

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