太陽礼拝100回から学んだこと
アシュタンガヨガの練習を続けていると、なかなか思うように動けないポーズに出会うことがあります。
私自身、以前、スプタ・クルマーサナやクルマーサナの練習で、股関節の動きに悩んでいた時期がありました。
どうすれば、もう少し身体を動かしやすくなるのだろう。
そんなことを考えていたときに、試してみたのが太陽礼拝を合計100回行うことでした。
今回は、そのときの経験から感じたことを書いてみたいと思います。
太陽礼拝だけでも、十分に練習になる
アシュタンガヨガでは、太陽礼拝A・Bを行ったあと、スタンディングのアーサナへと進んでいきます。
太陽礼拝は、身体を温め、呼吸と動きをつなぎ、その先のポーズへ向かうための準備でもあります。
けれど、太陽礼拝を100回行ってみて、あらためて感じたことがありました。
それは、太陽礼拝だけでも十分に練習になるということです。
ただ回数を重ねるのではなく、ひとつひとつの動きを丁寧に行ってみる。
特に意識したのは、太陽礼拝Bでした。
足を前に運ぶとき、何を意識するか

太陽礼拝Bで、足を前に運ぶ動き。
当時の私は、この動きをより注意深く行うことを意識しました。
お尻の位置を意識し、足のスタンスを広めに取りながら、膝を深く曲げる。
ただ足を前に運ぶのではなく、身体全体の位置関係や股関節の動きに目を向けながら、一つひとつの動作を丁寧に行うようにしました。
そうして繰り返していくうちに、股関節の動きに変化を感じるようになりました。
当時、悩んでいたスプタ・クルマーサナやクルマーサナの練習でも、動きが変わったと感じたのを覚えています。もちろん、回数を重ねれば必ず同じ変化が起こるということではありません。
私にとっては、いつもの太陽礼拝をより注意深く行ったことが、自分の身体の使い方を見直すきっかけになりました。
準備のポーズだからこそ、丁寧に行う
アシュタンガヨガには決められたシークエンスがあります。
練習をしていると、どうしても次のポーズへ進むことや、
難しいポーズができるようになることに意識が向きがちです。
けれど、太陽礼拝のように毎日繰り返している動きにも、まだ気づいていないことがあるかもしれません。
呼吸はどうか。
身体をどのように使っているか。
足を前に運ぶとき、股関節はどのように動いているか。
いつも行っている動きだからこそ、慣れによって見落としてしまうこともあります。
一方で、少し意識を変えてみるだけで、これまでとは違った身体の感覚に気づくこともあります。
準備のためのポーズだからといって、ただこなすだけになってしまうのは、もったいない。
その動き自体を深めていくことも、立派な練習なのだと思います。
答えは、悩んでいるポーズの中だけにあるとは限らない
何かのポーズで悩んでいるとき、私たちはつい、そのポーズをどうすればできるようになるかと考えます。
もちろん、そのポーズに向き合い、必要な練習を続けていくことは大切です。
けれど、必ずしも悩んでいるポーズだけに答えがあるとは限りません。
私の場合は、スプタ・クルマーサナやクルマーサナで感じていた股関節の動きに対して、
太陽礼拝Bを丁寧に行うことが、新たな気づきにつながりました。
普段の練習の中にある動きを見直してみる。
いつも何気なく行っていることに、あらためて意識を向けてみる。
そうすることで、今まで気づかなかった身体の使い方や、
自分に必要な練習が見えてくることもあるのだと思います。
いつもの太陽礼拝を、少しだけ丁寧に
太陽礼拝を100回行う必要はありません。
大切なのは、回数を増やすことよりも、いつもの練習をどれだけ注意深く行えるかということ。
次に太陽礼拝Bを行うときには、足を前に運ぶ動きに少し意識を向けてみてください。
お尻の位置や足のスタンス、膝の曲げ方。そして、呼吸と動きがどのようにつながっているか。
普段はあまり意識していなかったことを観察してみると、いつもの太陽礼拝の中にも、新しい発見があるかもしれません。
毎日繰り返していることだからこそ、丁寧に向き合うことで見えてくるものがあります。
ぜひ、次の練習で試してみてください。
いつもの太陽礼拝が、少し違った練習に感じられるかもしれません。




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