アシュタンガヨガは体に悪い?誤解をほどき、安心して続けるために大切なこと
- 2025年11月18日
- 読了時間: 4分
更新日:6月23日

アシュタンガヨガに興味を持つ方から、よくこんな質問をいただきます。
「アシュタンガヨガってハードで、体に悪いって聞いたんですが…」
確かにアシュタンガヨガは、呼吸と動きを連動させながら流れるように進めていくため、
“ハードなヨガ” というイメージを持たれやすいスタイルです。
ですが実際のところ、アシュタンガヨガが「体に悪い」と言われてしまう理由の多くは 誤解 です。
ここでは、指導する立場から、皆さんが安心して練習できるように大切なポイントをお伝えします。
「体に悪い」と言われてしまう主な理由
1. 決まったシークエンスだから無理しやすい
アシュタンガヨガは決まった順番のポーズを行います。そのため「無理に頑張らなくてはいけない」と感じてしまう方がいます。
しかし本来はそうではなく、できないポーズまで来たら、そこで止めるという考え方が基本です。
「先に進むべき」ではなく、“今の自分の限界を知ること” が大事な練習 です。
この今の自分を知ることは、ヨガの哲学ではSantoshaサントーシャと言います。
仏教では知足、足るに知るとも言います。
2. ケガの話だけが目立ってしまう
アシュタンガヨガに限らず、どんな運動でも “やり方” によってはケガにつながることがあります。アシュタンガヨガの場合も、次のようなケースが多いです。
呼吸が浅いまま無理にポーズをとろうとする
シークエンスを無視して自分が気になっているポーズだけを行い、身体を強く曲げる・伸ばすをしてしまう
他の人と比べて焦る
つまり、アシュタンガそのものよりも、無理な進め方による負担 が原因であることがほとんどです。
3. 呼吸への誤解
ウジャイ呼吸を「強く喉を締める呼吸」と誤解され、苦しくなるほど力んでしまう方もいます。
本来のウジャイ呼吸は、リズムを整え、安定感をつくるための優しい呼吸。また本来の効能は、身体を温めるために行うものなので、形ばかりにとらわれてしまわないように注意したい部分でもあります。

実はアシュタンガは、心にも体にもやさしいヨガ
アシュタンガは “ハードなヨガ” という印象が強い反面、練習を続けている方ほど口をそろえて言うのが、
「自分と向き合う、落ち着く練習」 だということ。
今日はどこまで動けるか(先生からもらっているポーズまで行けなくてもいい)
呼吸は安定しているか
頭の感覚は研ぎ澄まされているのか
そんな日々の変化を感じ取ることで、今の自分を知ることができるツールなのです。
安心してアシュタンガを続けるためのポイント
● できないポーズまで来たら、そこで止める
アシュタンガでは、できないポーズが “その日の終点” です。
仮に先生からもらっているポーズがあって、その前で苦しいと感じたら無理に先へ進まず、「今日はここまで」と止めることが、ケガを防ぎ、練習を長く続けられる大切なポイントです。
できる範囲で呼吸を整え、安定して動くこと。その積み重ねが、自然と次のポーズへの準備になります。
● 痛みや違和感は、“お知らせ”
「ちょっと変だな」「重い感じがする」そんな小さなサインを無視しないことが大事です。その日の調子に合わせて、深める・引く・休むを選択しましょう。
● 休む日も大事な練習
アシュタンガは毎日継続が大切だと話しますが、同じくらい大切なのが 休息。筋肉痛の話で痛みがあるときは2日開けないと筋肉は休まらないという事と同じで、アシュタンガヨガでももし痛みがあれば無理に動かせとは言いません。
● 指導のもとで丁寧に学ぶ
アライメント(体の方向)や呼吸の質は、自分では気づきにくい部分です。先生に見てもらいながら進めることで、安全性も理解も大きく変わります。
最後に:アシュタンガは“自分と仲良くなるヨガ”
アシュタンガヨガはハードだから危険なのではなく、無理をしないことを教えてくれる練習 です。できるところまでで良い。できないところで止まって良い。その日その日の自分に気づき、寄り添っていく。
そんな優しさを持ったヨガだからこそ、心も体も自然と整い、続けていけるのだと思います。



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